2024/03/27
思わず誰かに教えたくなる!芍薬の上手な咲かせ方講座
皆さん、こんにちは。
雨森農園園主の雨森弘祐です。
寒い日が続きますが、雨森農園の芍薬はフカフカ堆肥の下で大きな花を咲かせる為に、ゆっくりと成長しています。♪
上の写真、真ん中にある赤い尖がったものが芍薬の芽です。
さて、今回は芍薬の花を長持ちさせる秘訣についてご紹介させていただきます。
知って得する! 芍薬切花の上手な咲かせ方
あなたは今までにこんな体験をしたことがありませんか?
・購入した切花がすぐに散ってしまった。
・蕾のまま花が開かなかった
・だんだん元気がなくなり枯れてしまった
せっかく購入したお花がすぐに咲き終わってしまったり、全く咲かないのは悲しい気持ちになりますよね(泣)
でも、大丈夫!!
そんな方のために今回は、栽培歴35年のプロの花農家が、
芍薬を上手に咲かせ、長持ちさせる秘訣をお教えしたいと思います!
①水切り
購入された芍薬切花でまず最初にやらなければならないのが、この水切り作業です。
具体的にどのような作業かと言うと、深めのお皿などに水を貯めて水中で茎を切ります。
ポイントは、茎を斜めに切るようにする事。
そうする事で、茎の断面積が広くなり水を吸いやすくなります。
②葉を取る
花瓶に生ける際、水に浸かってしまう葉は全て取りましょう。
芍薬の葉は手で下向けに引っ張ると簡単に取れます。
さらに、葉を取ることで水切れを起こしにくくさせる効果もあります。
③蜜を拭き取る
芍薬の蕾には蜜が出ている場合があります。
蜜は蕾が綺麗に咲くのを妨げる場合があります。
(必ずしも咲かない訳ではありません!)
気になる方は、綺麗に洗い流すか、布巾でやさしく拭き取るとよいです。
(雨森農園ではお客様にお届けする芍薬切花はなるべく咲きやすい蕾を選んでいるのであまり気にしなくても良いのですが、気になる方は拭き取るか洗い流していただいても大丈夫です。)
④部屋の環境
どんな切花にも共通して言えることですが、
風通しが良く、直射日光の当たらない場所に飾る
これが鉄則です。
例としては、テーブルの上や窓際(日差しが強い場合カーテンは閉める)玄関などです。
強い風も切花にはあまりよくないので、エアコンの風が直接当たる場所なども避けた方が良いです。
⑤水替え
水替えはできれば毎日した方がお花の為には良いのですが、難しい場合、2~3日に1回でもかまいません。
余裕がある場合、水替えのタイミングで水切りを行うとよりお花が長持ちします。
なるべく清潔な水を保つようにしましょう。
※さらにお花を長持ちさせたいという方はホームセンターなどで手に入るお花の延命剤(栄養剤)を使用してみて下さい。
延命剤を入れれば水替え不要と言う人がいますが、水は定期的に変えるのを推奨します。
いかがでしたでしょうか?
切花を長持ちさせるのにも、これだけのポイントがあります。
せっかく綺麗なお花が咲いてもすぐに散ってしまうのはもったいないですよね。
この記事を読んで、皆さんも是非、芍薬切花を上手に管理してみて下さい!
上手く管理できれば1週間~10日ほど咲いたお花を楽しむことができると思います。
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